耶馬溪町の平田邸は明治~大正期の木造三階建て住宅で、国登録有形文化財です。

 

このたび、令和元年6月21日(金)の文化審議会文化財分科会において、
耶馬溪町「平田邸」の庭園が「平田氏庭園」の名で国の登録記念物(名勝地関係)に答申されました。
さえぎる壁のない三階広間からの眺望、新座敷の庭園とも、耶馬渓の秀麗な山なみを取り組む演出が随所に見られます。

 

大正時代の当主・平田吉胤は貴族議員をつとめ、耶馬渓の地域振興、観光開発に活躍しました。
大正12年、耶馬渓が国指定名勝に指定される際、「平田吉胤」は名勝指定に尽力します。
さらに指定にあわせて、二階建ての邸宅に三階をのせ、自宅を名勝を観賞する展望台としたのです。
平田邸には多くの文化人が訪れ、「耶馬渓の迎賓館」の役割をはたしました。

平田集落には吉胤がつくらせた石橋「馬溪橋」をはじめ、旧郵便局や旧小学校、城跡など、歴史遺産がたくさんです。

 

馬溪橋をわたり、大正時代の空気がパックされたような平田集落をめぐってみませんか。

普段は非公開ですが、7月7日(日)に庭園及び住宅が特別公開されます。

「平田邸 その歴史と庭園と書-近代文化人たちの風雅な世界-」

事前予約制(参加費2000円)ですので、特別公開の詳細・申し込みは平田邸活用推進協議会にお問い合わせください。

平田邸活用推進協議会 事務局 電話:0979-54-2117(台 亮嗣氏)
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